山蔭神道(やまかげしんとう)の大神呪

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古神道のひとつであります山蔭神道は、国学者・本田親徳(ほんだちかあつ)の「一霊四魂」に基づいて、病気の原因を分類します。「一霊四魂」とは、人が荒魂(あらみたま)、和魂(にぎみたま)、幸魂(さきみたま)、奇魂(くしみたま)という四つの魂から成っていることを言います。荒魂はエネルギー、和魂は穏やかさ、幸魂は優しさ、奇魂は知恵を表します。それぞれの力に問題が生じたときに病気になります。

こうした病気を治療するために、祓や人型などを使った祈祷などが行われますが、最大の呪は、大神呪「アジマリカン」です。この大神呪は、あらゆるものを浄化する力を持っており、万能の言霊と言えます。この「アジマリカン」の意味については諸説があって、コンセンサスが得られていません。ただ、この世ができる原初からあった言葉で、神や神を賞賛する言葉みたいです。

画像:山蔭神道
画像出所:四神酒
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