寺宝展

六波羅蜜寺展.jpg

博物館などで、よく寺宝展が行われます。仏画などの場合は、大変貴重です。通常、寺院は、仏画は博物館等に預けていますので、その寺院で、仏画を観ることはできません(レプリカが置いてありますが)。また、非公開の仏像の場合も貴重です。ただ、多くの寺院は、仏像の場合、霊宝館などで公開しているのがほとんどです。また、秘仏でも何年かに一回御開帳を行いますので、その場合はその寺社で行います。したがって、博物館などで非公開の仏像展をやることはめずらしいです。

問題は、公開している仏像展です。博物館での入場料は、その寺院で鑑賞するときの拝観料より高いです。もちろん、博物館の展示の場合、他の展示物も加わっていますので、それだけの価値はあるのでしょう。でも、博物館の場合は、たいへん混雑していて、ゆっくり鑑賞できないのが難点です。寺院では、ほんとうにゆっくり鑑賞できます。国宝級の仏像でも、ほとんど混んでいません。もちろん、博物館の場合、より近くで鑑賞できるケースもありますので、博物館ならでは長所もあります。一番悲しいのは、寺院に行ったのに、仏像が貸し出されている場合です。事前にチェックが必要ですね。

画像:六波羅蜜寺展
画像出所:東京国立博物館
https://www.tnm-shop.jp/products/detail.php?product_id=1398

この記事へのコメント