蟇目の神事(ひきめのしんじ)

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蟇目の神事とは、神社で行われます、鏑矢 (かぶらや) を射放つ行事です。では、いったいどうした効果があるのでしょうか。実は、妖魔退散を祈祷しています。鏑をつけた矢は、中が空になっています。さらに数個の穴が開いていますので、射ますと音が鳴ります。この音が、妖魔を倒す霊力があると考えられました。また、この矢を射るときに、弦もなりますので、二つの音が響きあってさらに効力が増します。

蟇目の神事の神事は、全国の神社で開催されています。日光二荒山神社が、その始まりと言われることがありますが、よくわかりません。京都の下鴨神社では、この蟇目の神事によって、葵祭の沿道を清めるそうです。千葉の櫻木神社では、魔を払うほか、五穀豊穣や無病息災を祈願します。当日は、まず、宮司が妖魔を描いた的幕に向かって鏑矢を放つことから始められ、その後、一般の人も射ることができるそうです。地域や神社によって、効能やバージョンがいろいろとありそうですね。

画像:櫻木神社
画像出所:櫻木神社
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