尊意さん(13世天台座主)
尊意さんは、以前ご紹介した中山の吉田寺の地獄絵を見て発心し、比叡山で修行をして、13世天台座主となります。
仏頂尊勝法・不動法の修法で修めていましたので、修験者としても有名だったように思われます。そのため、大旱魃に際して醍醐天皇の詔を受けて雨を祈り、見事に雨を降らせます。また、菅原道真の御霊と噂された落雷により、清涼殿で死者が出ましたが、このときに天皇を加持しています。さらに、平将門の乱においては、大威徳法を修して将門さんを調伏しようとしました。まさに、天皇を補佐する魔術師のような存在ですね。
当時、兜率天往生を極楽往生が人気的に凌駕しはじめてきたのですが、尊意さんは、晩年、逆に極楽往生から兜率天往生に志望を変えます。
画像:尊意僧正伝
画像出所:文化庁
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkazai/torimodosou/kunishitei/116.html
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